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時刻は3時を過ぎを迎え、終盤に差し掛かっている。しかし、FREE THROW DJ TENTには"音楽をとことん楽しもう"という意志と共にYogee New Wavesを待つオーディエンスで溢れている。

 

「Climax Night」のイントロが鳴らされると、破裂しそうな歓声が会場いっぱいに広がる。

ステージと観客の信頼関係が、音楽で一瞬に形作られたという印象。

「Megumi No Amen」では明るく照らし出されたステージでリズムを、メロディを、描き出す。

音楽を愛する人々が集まり、共に楽しむ。そんなフェスのあり方の一つの形をYogee New Waves自らが体現し、それを象徴しているかのような雰囲気が広がる。

 

「Like 16 Candles」では、広がりのある雄大なサウンドと共に、ステージ上のスモークが光をまとって上空に吸い込まれていく。手拍子と共に、どこからともなくシャボン玉が飛んできて、会場をより幻想的な印象に導くと、ステージが眩しく光り放ち、演奏が終盤にさしかかる頃には、大きな拍手と歓声が広がった。

 

Kengo Kakudate (Gt.Vo)の「最高だな、ずっとやりてぇなマジで・・・」という言葉をうけて始まったのは「Fantastic Show」。『今夜は眠れないよ』という歌詞がこのBAYCAMPを言い表しているようだ。

確かに、今夜は眠れない!

 

ステージ上のミラーボールがキラキラと回り、会場が煌びやかな雰囲気に包まれる中、ラスト「Listen?」の演奏が始まる。アップ・テンポなビートに会場の揺れ幅が大きくなり、草原の匂い、心地よい風、胸を揺らすビート、会場を一つにする手拍子。Yogee New Wavesのステージのクライマックスであるこの演奏は、会場の誰もが忘れることのできないものになったのではないだろうか?

「また、会いましょう」と残し、Yogee New Wavesのステージは幕を閉じた。

また、BAYCAMPで会いたい。

 

撮影:Ray Otabe

テキスト:LikeDis

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