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ブルージーなSEと共に登場したのはBAYCAMP初参戦となるthe pillows。
EAST ISLAND STAGEは深夜にもかかわらず、超満員の観客で埋め尽くされている。
山中さわおの「イェイ!」というシャウトから「New Animal」をドロップ。
サポートベーシストが交代したばかりにもかかわらず、変わらぬ鉄壁のサウンドでオーディエンスを魅了していく。
2000年に発表された懐かしのナンバー「I think I can」、そして「カーニバル」と往年のファンをうならせるセットリストに、その色褪せないナンバーは会場にいるすべての人の心に突き刺す。
「こんな夜更けにこんな集まっちゃって(笑)過ぎ行く夏をロックミュージックと共に感じて」と煽ると、次々に拳が突きあがる盛り上がりを見せ、会場全体が大きくうねる。真鍋吉明のギター・ソロに酔いしれたかと思えば、鉄壁のリズムで支える佐藤シンイチロウのビートが、空の彼方まで響かせる。
「Please Mr.Lostman」のイントロが鳴らされ、一気にそのピロウズの"ロック"に染めると、軽快な8ビートから始まる「Funny Bunny」を続けざまに演奏し、至福の時間がBAYCAMPに訪れる。
山中さわおから夏の終わりを感じるエピソードと共に、永遠のアンセム「ハイブリッド・レインボウ」が届けられると、大歓声が夜空に響き渡り、夏の終わりを憂うように暖かな拍手が送られる。
会場を満杯にしたピロウズは「Advice」をラストにドロップし、初参戦とは思えぬほどの圧倒的な存在感と音楽を残し、ステージを後にした。
撮影:後藤壮太郎
テキスト:LikeDis
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