登場とともに大きな歓声に包まれるステージ。“ワタリドリ”の演奏が始まるとそれは一層大きくなった。
世界的フェスのヘッドライナーに立つのが目標だと語る[Alexandros]。
[Alexandros]の既に完成されたロックサウンド。“ワタリドリ”はその中でも完成度の高い楽曲だ。
川上洋平(Vo./Gt)の「川崎」の呼びかけにオーディエンスがはち切れんばかりの歓声を上げる。
続けて演奏される“Famous Day”。庄村聡泰(Dr)のドラムテクニックに自然と手拍子が起こった。
そして“Kick&Spin “へなだれ込み、川上の「愛してるぜー!」の叫びに会場は熱狂に包まれた。
ゴリゴリのロックサウンドが響き渡る川崎市東扇島東公園は更にヒートアップしていく。
「[Alexandros]と申します。前回は雨で中止になりまして。その前は自転車で転びまして・・・三度目の正直ということで出演しています」
2013年は川上が怪我をしたためBAYCAMPの出演をキャンセルしていた。
三度目の正直、ということでメンバーの演奏もいつもより力が入っているのかもしれない。
「このフェスに出演出来て光栄です!」と声を上げる川上にオーディエンスは熱狂した声を上げた。
川上のタイトルコールで演奏が始まったのは”Starrrrrrr”。タイトルコールの時点でオーディエンスは熱狂に包まれていたが、演奏が始まると地面が揺れる程の歓声に包まれた。
白井眞輝(G)のギターソロに歓声がなり、終始川上の「川崎」というオーディエンスを煽る声に、会場が沸いた。
先ほどとはうってかわって、ローテンポなナンバー”Adventure”。
ギターの優しいアルペジオではじまった曲にオーディエンスがゆったりと体を揺らす。
ライブの最後を飾るのは“City”。イントロが始まった瞬間に湧くオーディエンス。
先ほどまでの力強い声から一転、川上の優しい歌声が会場に響き渡り、サビでの力強い歌声とのギャップがまたオーディエンスを煽っていく。
最後の最後までオーディエンスを盛り上げるパフォーマンスに、オーディエンスの歓声はしばらく続いていた。
撮影:Viola Kam (V'z Twinkle)
テキスト:LikeDis