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「every body say yeah!!!!」

そんなコール&レスポンスから、スチャダラのステージは始まった。

バンド・セットの豪華な音楽に乗せて「ライツカメラアクション」では「ライツカメラ!」というコールに「アクション!」と会場がレスポンスと、のっけからスチャダラワールドと化す会場。

「A.K.A ETC」でも続くコール&レスポンス!会場の一体感を作り上げていくステージワークは、

キャリアの長さを見せつけるかのようだ。

 

そんなスチャダラパーは今年25周年。

MCも堂々と、観客を暖めると「MORE FUN-KEY-WORLD」へ。

「GET UP AND DANCE」でも3人の息はぴったり。陽気なビートに合わせた手拍子が、深夜のBAYCAMPに響き渡る。

 

MCでは「気の合いそうなのがダイノジの大地くらいしかいない」なんていう冗談も交えながら、

終始、あたたかな雰囲気を作り上げていく。

 

そして最大のアンセム、『心のベストテン第一位!』「今夜はブギーバッグ」で会場のテンションは一気に沸騰!「ゲストボーカルは出てきません!皆んなで歌うんですよ!」という言葉に、

会場全体で大合唱の始まり。左右に振られる腕が波のように揺れ、スクリーンに映し出される観客の笑顔。この瞬間、もしかしたらこのBAYCAMP2015を象徴する一幕だったかもしれない。

 

そして、2015年に発表された最新楽曲「中庸平凡パンチ」「大人になっても」と、最新型のファンキーなスチャダラのリズムに乗せて、会場を踊らせる。聴く、観るだけでは終わらない、共に楽み体感するステージ。そんな彼らならではのエンターテイメントが9月の夜に広がる。

 

ラスト「サマージャム」でも会場は引き続き心地よい一体感。

時刻は深夜1時を回り、冷たい風が吹く中、周りを見渡すと人々の笑顔がこんなにも暖かい。

そんな空間が形作られたスチャダラパーの至福のステージだった。

 

撮影:市村岬

テキスト:LikeDis

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