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デビュー20周年のKEMURI。演奏が始まった瞬間、観客の反応はとにかく大きかった。

天気は生憎曇ってきてしまったが、KEMURIの楽曲は聴いてるだけでも晴れの日だと錯覚するような、

元気にしてくれる曲が多い。

1曲目は”SUNNY SIDE UP!”軽快なリズムはもちろん、伊藤ふみお(Vocal)の楽しそうに歌う姿が印象的。手をバンザイさせるような踊りが、会場から見ていても楽しませてくれる。

続く2曲目は“O-zora”。KEMURIのパフォーマンスに会場は一体となって引き込まれている。

「KEMURIを見るのが初めての人もいるかもしれないけど、みんな最後まで楽しんでみてください」

伊藤が“New Generation”のタイトルコールをすれば、観客の興奮した歓声が上がる。

KEMURIを知る観客はもちろん、初めてKEMURIを見た人も大盛り上がりだ。

「こういう今自分たちの目の前に広がっている景色、本当に誇りに思う」そう言って続けられた“I am proud”。そんな曲紹介をサラリとしてしまうところがなんともカッコイイ。

続く曲は“WIND MILL”大きな歓声とタオルが空を飛び、観客の盛り上がりは既に最高潮だ。

「初めてBAYCAMPに参加させてもらいますけど、この景色、最高だね」

デビュー20周年を迎えたKEMURIはBAYCAMP初登場。それだからなのか、KEMURIを知らない人も盛り上がって欲しいという言葉が何度も飛び出し、それに応えるように会場は歓声に沸く。

 

「会ったこともないし、話したことないけど。バンド仲間、音楽仲間に送らせてください」と続けられた伊藤の言葉。

残されたもの、残したものについて熱く語られ「本当に頑張ってもらいたいし、本当に応援してる」

と、2003年に自身のバンドに襲った事故を経験している中、先日、急逝したSECRET7LINEのベース&ボーカルSHINJIについてと思われる言葉に、涙を流している人もちらほら見えた。

歌われた楽曲は“白いばら”。続けて“PMA”が演奏され、会場は揺れるほどの熱気に包まれた。

「KEMURIの代表として」と前置きをして、主催者、共演者、スタッフに感謝の言葉を伝える伊藤。

最後の楽曲は“Ato-Ichinen”。田中‘T’幸彦(Guitar)のギターイントロが始まると観客から大歓声が上がる。 会場が一体となって、観客が人差し指を頭上に上げる姿はなんとも印象的で、最後まで楽しませてくれるライブだった。

 

撮影:後藤壮太郎

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