top of page

日付も変わり深夜。

でもこの盛り上がりは夜の力だけじゃない。音楽に体を揺らし、心が繋がるような、熱いだけでなく、どこか優しい雰囲気がBayCamp全体を包んでいた。

 

そんな中ステージに登場したHINTOの四人。「BAYCAMP!!!」というシャウトから「マジックタイム」の演奏を開始。安部コウセイ(Vocal/Guiter)が会場を煽ると観客も手を突き出して応える。

「にげる」ではストレートなビートに乗り飛び跳ねる会場。

伊東真一(Guiter)が長髪を振り乱し激しく音を鳴らせば、安部光広(Bass)と菱谷”ビッツ”昌弘(Drums)は安定感のある演奏でリズムを支える。

この四人でなければ作り得ない音楽が、深夜のBAYCAMPに心地よく響き渡る。

 

「シーズナル」では"しっとり"という言葉がはまるような趣のある演奏で、

会場の雰囲気を一変させて見せた。

安部のどこか優しい歌声と会場のゆらめきに包まれると、何か心に染みるものがある。

なんとも味のあるステージだ。

 

MCで「この時間が一番、僕ら元気なんです(笑)」ととぼけてみせたと思えば、新曲「なつかしい人」で観客を再びその音の中へ引き込んでいく。

この曲も、言葉の一言一言がくっきり浮かび上がるようなせつなげなナンバーだ。

後半はおなじみの楽曲たち。

「メガネがない」「かなしみアップデイト」「アットホームダンサー」と続き、盛り上がりは最高潮に。

オールナイトのBAYCAMPはまだまだ続く。全て味わい尽くさねば損!

会場全体をそんな感情で満たしてくれた、そんな四人のステージだった。

 

撮影:Viola Kam (V'z Twinkle)

テキスト:LikeDis

bottom of page