top of page

今年のBAYCAMP大トリ、EAST ISLAND STAGEにてthe telephonesの登場だ。今年で活動休止を表明しているだけに、否が応でも注目が集まる中、ステージの周りは演奏開始前から多くのオーディエンスで埋め尽くされていた。

 

予報では一時、雨の心配もあったものの、とうとう最後まで雨は降らず、ステージに明かりが灯ると、会場の熱狂は一気に高まり手拍子が巻き起こる。そして、メンバーの登場し、「お互いに、残りの力を全部出し切って踊ろうぜ!Are You Disco?Come on,BAYCAMP!」というシャウトと共に「D.E.N.W.A」でスタート!まさに会場は、一気にDiscoと化しテンションはフルマックス。

 

「深夜のテンションで踊ろうぜ!」と続く「HABANERO」へ。

「跳べ!もう一回!」と煽られ会場は大きく揺れ動き、リズムに合わせて跳ねる観客のエネルギーで、BAYCAMPの会場は比喩でなく現実として揺れていた。

the telephonesのすさまじいエネルギーは、大トリに相応しい貫禄とパフォーマンスで会場を踊らせる。

 

「Last Night」では息の合った一糸乱れぬ演奏も見せ、演奏能力の高さも見せつけた。「バンドで、DJでやるオールナイトフェスなんてなかなかないっすよ、なくしちゃいけないフェスです。このBAYCAMPは昔からの友達もいるし、最近できた後輩もいるし、そんなフェスでトリ務めさせてもらうって、特別なもんだと思ってます。10年後まで語り継がれるような最高の夜にしようぜ!」と、熱い想いを語り会場を更に熱くさせる。

「Hyper Jump」ではステージ上を岡本が縦横無尽にジャンプし、「Keep Your DISCO!!!」では「DISCO!」の大合唱。「I Hate DISCOOOOOOO!!!」が終わったところで、空も明るみはじめてきた。

「太陽をミラーボールにする為に、We Are Disco!と叫ぼうぜ!」と始め、明け始めた夜空「DISCO!」の声が響き渡る。

そしてラスト「Monkey Discooooooo」では、会場を埋め尽くしたオーディエンスがここぞとばかりに笑顔でBAYCAMPを揺らす。正に残された力を振り絞り、telephonesも観客も踊りまくった。

「音楽はいいぜBAYCAMP!」の叫びと共に、幕を閉じたthe telephonesのステージ。

 

…しかし観客は会場を後にしようとせず、いつまでも鳴り響く手拍子とアンコール。

熱い想いに応えthe telephones再登場。「最後にBAYCAMPをちゃんと次の世代に繋げましょう!」というメッセージから「Urban Disco」をスタート。会場も、the telephonesも、最後の力を振り絞って歌い、踊った。観客の熱気と情熱に応えるかのように「Love & DISCO」を演奏。

飛び跳ね、手を天に伸ばし、歌い、それぞれのエネルギーを「DISCO!」という叫びにのせて昇華させたthe telephonesのステージと共に、EAST ISLAND STAGEの幕を下ろした。

 

撮影:後藤壮太郎

テキスト:LikeDis

bottom of page