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日が完全に落ち、少し肌寒くなった時間帯。それでもフェスはまだまだ盛り上がりを見せ、大勢のオーディエンスがThe Birthdayのステージに詰めかけた。

チバユウスケ(Vocal & Guitar)のソロから始まる“くそったれの世界”に会場の熱気も一気に上昇する。

ぶっきらぼうだが心に響くチバの歌声と、フジイケンジ(Guitar)、ヒライハルキ(Bass)、クハラカズユキ(Drums)が奏でる力強い演奏に、会場全体が一気に引き込まれた。

2015年9月に10周年を迎えるThe Birthday。5,6月と2ヶ月連続でのシングル・リリースがあったが、5月にリリースをした“I KNOW”のイントロが鳴り響く。続いてチバとクハラのギター対面演奏から始まった “ダンスナンバー”。メロディアスだがどこか切ない曲が、更にオーディエンスを魅了する。

そのバトルのようなパフォーマンスに、さらに歓声は大きくなった。

「土曜の夜だぜ!」の声とともに演奏されたのは “SATURDAY NIGHT KILLER KISS”。

力強いコード進行に、会場の熱気もとどまることなく上昇していく。

「初めまして、The Birthdayです」ここまで黙々と演奏していたThe Birthdayの声に、一際大きな歓声が上がった。さらに会場からは一人ひとりの大きな歓声が響く。

MCをする中で、隣に隣接されたDJブースから楽曲が少し大きな音量で聞こえてきた。

「隣に負けない大きな音で」と声を掛け、“WALTZ”の演奏が始まった。

 

2ヶ月連続でのシングルリーリースがあったうちの1曲、6月にリリースをした“MOTHER”がThe Birthday本日最後の曲だ。チバのセクシーな歌声とコーラスで観客を煽っていき、最後には全員でのコーラスで、BAYCAMPの空に響き渡った。

 

撮影:後藤壮太郎

テキスト:LikeDis

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