夕方になり少し日が陰り始めた、川崎市東扇島東公園。心地の良い風と過ごしやすい気温に会場にもゆったりとした空気が流れ始める。
そんな中ステージに現れたSPECIAL OTHERSのメンバーに、会場からは大きな拍手が起こった。
1曲目の演奏は“Good Luck”。 iTunesにて既に先行配信されているが、2015年10月14日(水)にリリースする3年ぶりのオリジナルフルアルバム『WINDOW』にも収録される予定だ。
軽やかに演奏される音楽に観客も思い思いにリズムに乗り始める。
ゆったりとした心地の良い雰囲気が続く中、続いた2曲目の演奏は“AIMS”だ。
SPECIAL OTHERSのライブの定番と言っても過言ではないこの曲。演奏が始まった瞬間観客の歓声が一際大きく響いた。先ほどまではゆったりと体を揺らしていた観客だが、この曲が始まると全身でリズムを取り始める。
又吉"SEGUN"優也(Bass)、宮原"TOYIN"良太(Drums)、芹澤"REMI"優真(Keyboards)、柳下"DAYO"武史(Guitar)のそれぞれしっかりと見せ場のある楽曲。
柳下のギターパフォーマンスでは大きな歓声が飛んだ。
始めのまったりとした心地良いノリから、段々と曲も観客も盛り上がらせていくSPECIAL OTHERS。
続けて演奏された「PB」の、先ほどよりもアップテンポで、サビに向かうほどに盛り上がる楽曲は、気づけば自然と観客に手拍子をさせてしまう程だ。
黙々と演奏をしていたSPECIAL OTHERSだが、ここでMCが入る。
「どうもおはようございます」宮原の声に答えるように歓声が飛ぶ。
「SPECIAL OTHERSですよろしくお願いいます」「SPECIAL OTHERSです」「SPECIAL OTHERS・・・」何度もバンド名を繰り返す宮原と芹澤。
「今からSNSにSPECIAL OTHERSって書いてください」「BAYCAMPってるってことでSNSにSPECIAL OTHERSって書いてください」と何故かSNSにこだわる芹澤。SNSを押すことを宮原に突っ込まれた芹澤は「押しが強いですよ」と何故か得意げだ(笑)。
デビュー10周年を迎えたSPECIAL OTHERS。10周年イヤーでツアーなど企画が沢山あるそうだ。
そんな10周年イヤーの告知に宮原が、「ツアーに来てくれるかな?」と某番組の掛け声をかければ、観客からは「いいともー」という声が。MCが盛り上がったところで、本日最後の演奏曲”Wait for The Sun”。会場全体が一体となったSPECIAL OTHERSのライブ。
演奏が終わってもしばらく歓声が響いていた。
撮影:市村岬
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