暑すぎない日差しと海からそよぐ風が心地良い。
天気にも恵まれたところで、無事に『BAYCAMP 2015』が開幕した。
今年で5回目の開催になる本フェスは、一体どんな“ドキドキとワクワク”が生まれていくのだろうか。
さて、FREE THROW DJ TENTのライブアクト1組目は、大阪で結成された男女混合4人組バンドSPARK!!SOUND!!SHOW!!(スパーク・サウンド・ショウ)が登場した。
通称“スサシ”の愛称で知られる彼らは6月に初の全国流通版である『Chamical X』をリリースしたばかりの新鋭バンドだ。
オーディエンスに迎えられつつ、TOKIOの「LOVE YOU ONLY」のSEで登場した“スサシ”の面々。「ナニワのTOKIO、SPARK!!SOUND!!SHOW!!です!よろしくお願いします!!」とタナカユーキ(Vo/Gt)が挨拶をすると、タナカやミカテラ(Key/Vo)の煽りに合わせて、TOKIOの「LOVE YOU ONLY」のカヴァーを披露。オーディエンスと合唱しつつ、場を温め、盛り上げた。
オーディエンスを自分たちの“パーティ”に引き込んだ彼らは、これみよがしに『Chamical X』のリードトラック「BRUSH UP」を畳み掛ける。
ロックやハードコア、レゲエなどあらゆるサウンドをミックスした持ち味のカオスなパーティ・チューンを見せつけた。
MCでTOKYOを騙る自己紹介を挟みつつ、「dararatt」「スサシのマーチ」ではチヨチヨイヤマ(Ba/Cho)がステージ外に出て、よりオーディエンスを煽っていった。
機材トラブルに見舞われ、セットリストから1曲削るトラブルに見舞われつつも彼らは動じず、帰りの運転手を決めるジャンケンをステージ上で繰り広げるくらいの自由っぷりを発揮していた。
ナニワのTOKIO、“スサシ”は一瞬で『BAYCAMP 2015』にその強烈な存在感を刻んだ。
撮影:大橋祐希
テキスト:コイズミリナ