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太陽が姿を隠し、過ごしやすい気候になってきた中、ストライプ柄のTシャツに帽子姿が似合うカジヒデキが登場。

カジはKONCOSの佐藤寛をギター、古川太一をドラムに迎えたスリーピース編成でライブを繰り広げた。

 「BAYCAMP、初めてです!」と話すカジは自然とあがったハンドクラップに迎えられ、KONCOS佐藤のカッティングギターから始まる「亜熱帯ガール」「灼熱少女」と夏にぴったりな曲をアップテンポで続けざまに披露する。

 

「若いバンドもいいけど、最年長(かもしれない)のライブも是非!」とMCを挟んで、2008年の映画『デトロイト・メタル・シティ』に提供した楽曲「甘い恋人」や「アイスクリーム・マン」を披露。

穏やかに吹く風に乗って、爽やかなカジの歌声と瑞々しいギター・ポップが会場に響き渡った。

 

 ソロ20周年も迎えるのでライブや、レコーディングなどが控えているというカジのMC。

なんと来年には49歳を迎えるそうだ。49歳とは思えない若々しさを滲ませながら、「君とサマーと太陽がいっぱい」「LA BOUM –MY BOOM IS ME」で締めた。

 

 BAYCAMP初登場のカジであったが、その爽やかさと若々しさで間違いなく老若男女を魅了していた。

年齢や性別を超えて愛される、カジのギター・ポップの魔法にかかったのか、若いオーディエンス達がライブ後に笑顔を見せながら帰っていく姿が印象的だった。

 

撮影:Ray Otabe

テキスト:コイズミリナ

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